Hatena Blog版・筑西歳時記~ここは茨城、筑西(旧下館)市

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羽黒神社に初詣(令和6年)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さてみなさんは、年末年始をどのように過ごされたでしょうか。わたくし臣(しん)は例年三が日の内に、ここ茨城県筑西市大町(筑西市甲)にある羽黒神社へ初詣に行くのですが・・・。
今年は、なかなか出かける事が出来ず、先日ご紹介しただるま市の日に参拝させていただきました。

昨年(令和5年)は元日にお参りしたので、駐車場まで参拝者の長蛇の列が出来ていましたが、さすがに1週間以上過ぎると参拝者も少なめです↓

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この羽黒神社は文明13年(1481)、初代下館城主の水谷勝氏公が領内安堵のため、出羽国(山形県)羽黒権現を勧請したものと言われています。他にも、旧水谷領内(旧下館市内)には俗に七羽黒と呼ばれる羽黒神社が残されていて、水谷氏の国替え先である備中松山藩(岡山県高梁市)の領内玉島(倉敷市玉島)にも同氏建立による玉島羽黒神社が現存。それぞれが今も篤く信仰されています。

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こちらは拝殿↓

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ちなみに、羽黒神社の本殿(附棟札1枚)は茨城県指定文化財(建造物)。また、羽黒神社の東隣には境内社として愛宕神社が鎮座していますが、その御神体である木造愛宕明神立像も県指定文化財(彫刻)です。愛宕神社は、水谷氏が羽黒大権現を勧請するまで下館の守護神だったとされています。

ほかに境内社として鎮座されているのが、大朋稲荷神社(おおともいなりじんじゃ)、日限天満宮(ひきりてんまんぐう)、秋葉神社。ただし、以前、夏越大祓(なつごしおおはらえ)輪くぐりの時にいただいた「羽黒神社御由緒」には秋葉神社だけ記載が無いため、詳しい事がよくわかりません。ご存じの方はご教示ください。

この日は、だるま市の開催日。境内ではお焚き上げが行われていました↓

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ただし、この場でお焚き上げするのは神札、お守、破魔矢、熊手のみで、だるまさんはお祓いのうえ処分となるようです。

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なお、羽黒神社に隣接して公園(児童遊園)があり、遊具が設置されています。わたくし臣(しん)の子どもの頃の遊び場の1つで、今は撤去されたジャングルジムなどでよく遊びました。横を通る羽黒坂の途中(今の公衆トイレのあたりか?)にお好み焼き屋さんが店を出していて、子どもたちが集まって食べたものです。
最近は子どもが遊んでいる姿がを見かける事もありませんが、この日はブランコで遊ぶ親子が。遠くに筑波山(写真右奥)が見えます↓

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更に、以前ご紹介した下館音頭(西條八十作者)歌碑や青木繁の碑、福田蘭童(青木繁の子)の碑、矢野亮先生顕彰碑など、筑西(下館)ゆかりの人物の碑もここに建っています。

下館音頭歌碑(写真右)と筑波山(同左奥)↓

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矢野亮先生顕彰碑(写真右)と筑波山(同中央奥)↓

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青木繁の碑(写真右)、福田蘭童の碑(同中央)と筑波山(同左奥)↓

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というわけで、少し遅い初詣のお話でした。

 

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