Hatena Blog版・筑西歳時記~ここは茨城、筑西(旧下館)市

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マンガ「板谷波山 故郷を愛した陶芸家」が完成

こんにちは、みなさんお元気ですか?

 茨城県筑西市市民グループ「波山プロジェクト」が制作を進めていた、旧下館町(現:筑西市)出身で陶芸家として初の文化勲章者・板谷波山(いたやはざん)先生(明治5年~昭和38年)の生涯を描く学習マンガ「板谷波山 故郷を愛した陶芸家」(以下「マンガ波山」)が完成。令和4年3月8日に市役所で贈呈式が行われました。4月以降、市内小中学校27校や市立図書館などへ約900冊が配布される予定です。

完成したマンガ波山(写真は毎日新聞より)↓

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波山プロジェクトは、平成25年に発足。会員は、(公社)下館青年会議所、下館商工会議所青年部、まちづくり団体「同友クラブ」に所属する12人で、「陶聖」と呼ばれる郷土の偉人を子どもたちに知って貰おうと、マンガ波山の制作に取り組んできました。

漫画波山はA4版カラー34ページで、総制作費190万円。まだ駆出しの頃、窯の薪が足りずに自宅の雨戸を燃やして作品を焼いた話や、故郷の高齢者に自作の鳩杖を20年近く贈り続けた話など、様々なエピソードを交えて波山先生を紹介し、全ての漢字にふりがなを付けるなど子どもにも読めるように工夫されています。

マンガ波山を手にするプロジェクト代表・水柿貴之さん(48)と小室高志・筑西市教育長(写真は毎日新聞より)↓

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 水柿代表は「マンガ波山を活用して、市の発展や故郷に思いをはせて欲しい」と語り、小室教育長は「子どもたちにとってすばらしい教材。郷土を愛する子どもに指導していく」と感謝を述べたそうです。

マンガ波山は学校向け非売品のため、一般の市民が購入することはできません。ただし、図書館で閲覧することは可能です。

  

というわけで、生誕150年を記念した展覧会「 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」の開幕が4月19日(日)に迫る、板谷波山先生の話題でした。みなさんも、機会があればマンガ波山を読んでみてください。

 

■生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~

◇開催日 令和4年4月16日(土)~6月19日(日)

◇時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

◇休館日 毎週月曜日

◇料金 

しもだて美術館板谷波山記念館】

2館共通入館券

一般1,000円、高校生以下無料、団体10名以上800円

・市民割引:500円引き。広報筑西ピープル4月1日号裏表紙に割引券(2枚)掲載。団体割引との併用不可。

・市内小学生無料招待:小中学生1名と付き添いの方2名まで無料。

【廣澤美術館】

一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料

*互いの半券チケットの提示で、入場料を200円割引

障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

◇問い合わせ 

しもだて美術館TEL0296-23-1601

板谷波山記念館TEL0296-25-3830

廣澤美術館TEL0296-45-5601

 

毎日新聞

筑西市ホームページ

しもだて美術館
板谷波山記念館公式サイト
廣澤美術館 ザ・ヒロサワ・シティ