こんにちは、みなさんお元気ですか?
古い話で恐縮ですが・・・
令和5年11月12日(日)、ここ茨城県筑西市女方(おざかた)の鬼怒小貝漁業協同組合鮭孵化場近くで開催された、鮭の捕獲・採卵見学会に行ってきました。
この見学会は、鬼怒小貝漁業協同組合が、市民グループ「鬼怒川を愛する会」の協力を得て毎年実施してきたもので、今年も漁協が主催して開催(「鬼怒川を愛する会」は令和5年3月をもって解散)。鬼怒川に遡上(そじょう)した鮭を見ようと、市内外から親子連れなど約300人が集まりました。
こちらが、鬼怒小貝漁業協同組合事務所↓
その鮭孵化場前に、参加者が集まって来ました↓
上から見た孵化場↓
ちなみにこの施設、国内で最も南にある孵化場だそうです。
見学会では、はじめに漁協の宮田芳男組合長と須藤茂筑西市長の挨拶があり↓
漁協の方から鮭の遡上について解説を聞いた後、みんなで歩いて川辺に移動↓
鬼怒川に仕掛けた網にかかった鮭が岸に運ばれ、参加者はその様子を見守ります↓
捕獲された鮭、大きいです↓
興味津々に観察する子どもたち↓
大きなカメラで動画撮影している人がいたので筑西ケーブルテレビさんの取材かと思っていたら、どうやらNHKさんだったようです↓
子どもたちも、鮭に触る事が出来ました↓
なお、この日捕獲できたサケは5匹のみとの事。 鬼怒川は国内で自然のサケが遡上する南限の河川と言われていますが、ここ数年、遡上する鮭の数が減っています。筑西市内では、市街地で鮭を見る事が出来る勤行川(五行川)でもその傾向が顕著で、この先鮭が見られなくなってしまうのではないかと、少し心配です。
さて、この見学会では捕獲だけではなく、採卵の様子も見ることが出来ます。参加者は孵化場前に戻り、雌の体内から卵を取り出して受精させる様子を見学↓
漁協では、毎年11月に鮭を捕獲し、翌年2月に孵化させた稚魚を放流しています。鮭のお腹を割くのは可哀想にも思えますが、これも命を繋ぐために行っている事なのです。
おまけ。漁協事務所前には、魚たちを供養する石碑が建立されていました↓
魚供養碑
昭和四十九年四月三日建之
鬼怒小貝漁業協同組合
というわけで、鬼怒川の鮭の捕獲・採卵見学会でした。
■鮭の捕獲・採卵見学会
日時 令和5年11月12日(日) 午前10時~正午頃
問合せ 鬼怒小貝漁業協同組合TEL0296−28−0035
筑西市公式ホームページ
NHK日本放送協会