こんにちは、みなさんお元気ですか?
さて、去る令和5年2月13日、漫画家の松本零士(まつもとれいじ)先生85歳が、都内の病院で急性心不全のためお亡くなりになりました。
ここ茨城県筑西市にあるしもだて美術館では、平成28年(2016)5月21日(土)~7月10日(日)、松本先生の展覧会「松本零士展-夢の彼方へ-」が開かれています↓
わたくし臣(しん)は参加できませんでしたが、松本先生自ら筑西市を訪れ、トークショーやサイン会(以下写真は広報筑西ピープルより)を行ったり↓
下館駅で開催された真岡鐵道999号の出発式に出席されました↓
こちらは、しもだて美術館があるしもだて地域交流センター・アルテリオ1階の喫茶店カフェ・ブリーズに、今も飾られている松本先生のサイン↓
実はわたくし臣(しん)、「宇宙戦艦ヤマト」に衝撃を受け、当時の多くの小学生同様ヤマトファンになった1人。その後テレビ版「銀河鉄道999」はほぼ毎週テレビで、「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」、劇場版「銀河鉄道999」も筑西市(当時の下館市)にあった映画館で鑑賞しています。
またアニメだけではなく先生の漫画も、戦場漫画シリーズやSFものを中心に読み、その世界に魅了されました。
秋田書店 SUNDAY COMICS「宇宙戦艦ヤマト」1~3巻↓
価値があるのかどうかはわかりませんが、一応全部初版本です↓
テレビ版「宇宙戦艦ヤマト」のブルーレイBOX豪華版(初回限定生産版)↓
劇場版「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」、「銀河鉄道999」DVD↓
御存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は松本先生は「ヤマト」の著作者ではありません。プロデューサーだった西崎義展氏との間で著作権をめぐる裁判が行われ、平成15年(2003)、法廷外の和解で著作者人格権(著作者だけが持つことができる権利。譲渡や相続不可)を持つのは西崎氏である事が確定しています。
実際、松本先生がヤマトに参加した時点では既に最初の企画書が出来上がっていたそうです。ただし、最終的には松本先生が各キャラクターやメカなど当初の設定を一新し、基本的なストーリーも執筆したとの事。純度100%の松本作品で無くても、ヤマトには、全編にわたり松本ワールドのエッセンスが散りばめられているのです。
わたくし臣(しん)はその後興味が音楽(バンド)に移り、アニメから遠ざかってしまいましたが、三つ子の魂百までとはよく言ったもので、今あらためて松本先生が残した遺産の大きさを感じています。
先生がいなければ、その後に続くガンダムもエヴァも無く、ジャパニーズ・アニメーションは全く違うものになっていたでしょう。
というわけで、松本零士先生のご冥福をお祈りいたします。
松本零士 零時社 オフィシャルサイト