令和3年7月23日、タイプアート作家で筑西市民栄誉賞受賞者の「おっこさん」こと渡辺良子さん(75歳)がお亡くなりになりました。
渡辺さんは、生まれて間もなく患った病気のため、体が思うように動かせませんでした。しかし、父に買ってもらったタイプライターを使って、唯一動く足の指で絵(タイプアート)を描き続け、その作品は肢体不自由児・者の美術展厚生大臣賞ほか数多くの賞を受賞するなど、高い評価を受けました。
平成9年には私設ギャラリー「おっこの室(へや)」を開設したほか、作品集の出版、個展開催など精力的に活動し、平成29年に筑西市役所がスピカへ移転開庁した際は、地下1階多目的スペースで「市役所本庁舎開庁記念 おっこのタイプアート作品展」が開催されました(写真下=同展に出品された作品「備中松山城」)
常に全力で作品作りに取り組んできたおっこさん。きっと天国でも、素晴らしい作品を描いていることでしょう。
謹んで御冥福をお祈りいたします。
渡辺良子のタイプアートの世界