こんにちは、みなさんお元気ですか?
さて、ここ茨城県筑西市とは関係ありませんが・・・
「DOUBLE FANTASY -John & Yoko/5 The Lost Weekend」からの続きです。
ソニーミュージック六本木ミュージアムで開催中の「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」は、元ビートルズのジョン・レノン生誕80周年にあわせて、ジョンとオノ・ヨーコ夫妻の軌跡を、彼ら自身の言葉や作品でたどる展覧会。ジョンの故郷であるイギリス・リバプール博物館で行われたものを、東京に場所を移して開催しています。
アメリカ滞在をめぐり、ニクソン政権と争っていたジョンとヨーコ。ウォーターゲート事件で1974年8月にニクソン大統領が辞任すると、アメリカ政府との法廷闘争の流れが変わり、1975年10月7日、ジョンに対する国外退去命令が破棄されます。更に同月9日、ヨーコとの間に一人息子のショーンが誕生↓
ジョンは、ショーンが5歳になるまでの5年間、どのレコード会社とも契約せず、公の場を離れて「専業主夫(ハウス・ハズバンド)」として子育てに専念。ビジネスはヨーコが取り仕切りました。今から45年以上も前、時代を先取りしたイクメンです。
こちらは、ジョンが子守りに使った「抱っこ紐」↓
1976年7月には、念願だったグリーンカード(永住資格証明書)を取得↓
自由な出入国が可能になったジョンは、ヨーコ、ショーンとともに1977年5月から10月、1978年6月から9月、1979年7月から8月と、毎年日本を訪れました↓
今回の「DOUBLE FANTASY – John & Yoko東京展」では、本邦初公開作品を含む「東京展独自展示コーナー(Japan Exclusive)」が追加され、軽井沢での家族写真やジョンが日本語の勉強のために描いた「日本語練習スケッチブック」の原画など、日本との絆を感じさせる品々も展示されています。
こちらが軽井沢での家族写真と、その時2人が実際に着ていた服です↓
本格的に日本語を学ぼうとしていたジョンが残した、日本語練習スケッチブック。曜日↓
わびしい↓
さび↓
ジョンの日本への愛は本物で、例えば、来日時に歌舞伎を見て涙し、俳句を「今までに読んだ詩の形態の中で俳句は最も美しいものだ」といった趣旨の発言をしています。実際に、アルバム「ジョンの魂 (John Lennon/Plastic Ono Band」収録曲などの極端に装飾を削ぎ落としたミニマリズム的な歌詞は、俳句から影響を受けているそうで、ジョン自身これを「渋いアルバム」と表現しています。
こうして5年間を「専業主夫(ハウス・ハズバンド)」として過ごしたジョンは、ショーンが5歳になる1980年、遂に音楽活動を再開します。
同年8月、復活を告げるヨーコとの共同アルバム「ダブル・ファンタシー(DOUBLE FANTASY)」のレコーディングが開始され、運命の日、12月8日へのカウントダウンが始まりました。
■DOUBLE FANTASY – John & Yoko(ダブル・ファンタジー ジョン・アンド・ヨーコ)
会期 令和2年10月9日(金) ~ 令和3年2月18日(木)
※1月11日終了予定だった会期を延長
場所 東京都港区六本木5-6-20 ソニーミュージック六本木ミュージアム
通常チケット料金(税込)
前売券 一般2,500円、大学専門学校生2,000円、中高校生1,000円
当日券 一般2,600円、大学専門学校生2,100円、中高校生1,100円
※小学生以下は無料、障がい者は半額
※そのほか各種特典付チケットあり
主催 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
メディアパートナー 朝日新聞社
DOUBLE FANTASY – John & Yoko(ダブル・ファンタジー ジョン・アンド・ヨーコ)
ザ・ビートルズ THE BEATLES - UNIVERSAL MUSIC JAPAN