筑西市名誉市民の稲葉清右衛門氏が逝去

10月2日(金)、筑西市名誉市民でファナック株式会社名誉会長の稲葉清右衛門さん(95歳)が、老衰のためお亡くなりになりました。

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稲葉さんは昭和21年に東京帝国大(現東京大)卒業し、富士通信機製造(現富士通)に入社。技術者として下館工場に勤務し、日本企業で初となる、工作機械の操作のための数値制御(NC)装置の開発を主導しました。
昭和47年、富士通から富士通ファナック(当時)が分離独立するにあたって専務として移籍し、昭和50年社長に就任。カリスマ経営者として強い指導力を発揮し、NCに続いて開発した産業用ロボット分野でファナックを世界的な企業に育て、高収益体質を築きました。
山梨県忍野村の主力拠点のほか、平成元年には筑西市内に筑波工場を建設し、ロボットやロボドリルを生産。現在では工場敷地を約60ヘクタールに広げ、同社の有力生産拠点とするなど茨城経済にも大きな役割を果たしています。
平成7年に社長を退き、平成12年には取締役からも退任。昭和56年に紫綬褒章、平成2年には藍綬褒章を受章したほか、平成17年に明野町名誉町民(現筑西市名誉市民)に推挙。首都圏で活躍する茨城県出身者らで組織する茨城県人会連合会では会長や最高顧問も務めました。
現在のファナック会長である稲葉善治氏は清右衛門氏の長男。

【須藤茂市長コメント】
稲葉名誉会長の突然の訃報に接し、ご遺族の皆様、関係者の皆様方に謹んでお悔やみを申し上げます。
稲葉名誉会長におかれましては、産業用ロボットとFA(自動制御システム)の分野で他の追随を許さない世界トップメーカーとしての地位を築き上げ、製造業の生産自動化や合理化にも大きく貢献されました。
出身地である本市におきましても、約60ヘクタールに及ぶ工場の操業など地域経済の発展と産業の振興に多大な貢献をいただきました。
また、平成17年には筑西市名誉市民として、平成19年からは筑西ふるさと大使として、本市のPRや魅力の発信にご尽力を賜りました。
ここに改めて稲葉名誉会長に感謝をするとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

■追記
筑西市では、稲葉氏を偲び記帳所を設置することを決定しました。記帳所の開設は、10月9日(金)から16日(金)までの午前8時30分~午後5時15分(土日も開設)、場所は筑西市役所本庁舎(スピカ)1階憩いの広場とのことです。


ファナック株式会社

筑西市公式ホームページ