こんにちは、みなさんお元気ですか?
梅雨前線の活動はもう少し続きそうで、関東地方の梅雨明けは平年より大幅に遅れ、8月になる可能性が出てきたとのこと。今年の梅雨は本当に長いです。
さて、話は変わって・・・
笠間市にある茨城県陶芸美術館に行ってきたので、ご紹介します↓
陶芸美術館は平成12年開館。企画展のほか、わたくし臣(しん)が住む筑西市出身の陶芸家・板谷波山先生(工芸界から初の文化勲章受章者・茨城県名誉県民)などの作品が、常設展示されています。
展示は一部を除き写真撮影可(フラッシュ不可)なので、今回も、波山先生の作品をスマホで撮らせていただきました。
まずは、約120点が展示された「青か、白か、青磁×白磁×青白磁」↓
近現代日本の青磁と白磁、青白磁の足どりと魅力を伝えるこの企画展にも、波山先生の作品が出品されていました。
青磁鳳耳花瓶(せいじほうじかびん) 1944年↓
白磁鶴首彫文花瓶(はくじつるくびほりもんかびん) 1963↓
1963年は昭和38年、波山先生が亡くなった年です。
続いて、常設展示より。
葆光彩磁八ツ手葉花瓶(ほこうさいじやつではかびん)大正2年(1913)↓
葆光とは「光を包み隠す」という意味。淡い幻想的な器面が特徴の葆光彩磁は、波山先生自ら開発した半透明のつや消し釉薬・葆光釉を用いた作品です。
葆光彩磁孔雀尾文様花瓶(ほこうさいじくじゃくおもんようかびん)大正3年頃(1914)↓
氷華磁仙桃文花瓶(ひょうかじせんとうもんかびん)↓
彩磁印甸亜文花瓶(さいじいんでぃあもんかびん)大正5年(1916)↓
彩磁延壽文花瓶(さいじえんじゅもんかびん)昭和11年頃(1936)↓
葆光彩磁葡萄紋様花瓶(ほこうさいじぶどうもんようかびん) 大正11年 茨城県指定有形文化財↓
天目茶盌(てんもくちゃわん)昭和19年頃
(1944)↓
青磁鯉耳花瓶(せいじりじかびん) 昭和16年頃(1941)↓
1番始めにご紹介した青磁鳳耳花瓶に似ていますが、耳の形が違います。
というわけで、現在、茨城県陶芸美術館に展示されている波山作品のご紹介でした。みなさんもぜひ足を運んで、実物をご覧になってください。
■茨城県陶芸美術館
茨城県笠間市笠間2345
TEL0296-70-0011
茨城県陶芸美術館
茨城県陶芸美術館デジタルアーカイブス(板谷波山)