Hatena Blog版・筑西歳時記~ここは茨城、筑西(旧下館)市

筑西市を紹介するブログ「筑西歳時記」のHatena Blog版です

「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」板谷波山記念館(2)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、令和4年4月16日(土)から茨城県筑西市で始まった展覧会「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」。同展を協働で同時開催する3施設(しもだて美術館板谷波山記念館、廣澤美術館)のうち、まず最初に訪れた板谷波山記念館を前回(1)に続きご紹介します。

こちらが板谷波山記念館です↓

f:id:UncleAlbert:20220421195614j:image

波山記念館は、筑西市出身の陶聖・板谷波山先生の顕彰を目的に運営され、県指定文化財の生家や、作品などの展示棟、東京都田端の波山先生邸から移築した三方焚口倒焰式丸窯(夫婦窯)や作業用机を展示する作業棟などが整備されています。

ちなみに上写真の中央に建つ波山先生の胸像は、彫刻家・吉田三郎氏(日本芸術院会員)の手によるものです。

展示棟に入ると、ひときわ目立つ巨大な写真が(記念館は写真撮影可)↓

f:id:UncleAlbert:20220421195724j:image

この写真に写っているのは、波山先生から長寿のお祝いに鳩杖を贈られた、当時のお年寄りたちです。
波山先生は1933(昭和8)年、下館町(当時)の80歳以上の全てのお年寄りを訪問して自作の鳩杖を進呈。以来、自身が80歳となる1951(昭和26)年まで、鳩杖の進呈を続けました。

こちらが鳩杖です↓

f:id:UncleAlbert:20220423181826j:image

f:id:UncleAlbert:20220421195908j:image

波山先生の直筆書状↓

f:id:UncleAlbert:20220421200259j:image

甥の徳次郎宛に届いた書状には、下館町の80歳以上の方々に鳩杖を進呈したいので、役場の戸籍係に男女それぞれ何人在住しているか聞いて欲しいと書かれていました。20年近くにわたり続くことになる、鳩杖進呈のきっかけとなった書状です。

鳩杖寄贈 下館町高齢者名簿(昭和8年ヨリ)↓

f:id:UncleAlbert:20220421200438j:image

延寿杖と仙桃杖↓

f:id:UncleAlbert:20220421200458j:image

波山先生は、鳩杖のほかに2種類の杖を作っています。ともに2千年の寿齢を保つという伝説を持つ仙桃の形で、体調を崩した親しい友人などへの見舞いの品として贈られたそうです。

なお、なんと今回の展覧会では、鳩杖の一本に触れることができます。わたくし臣(しん)も触らせていただきました↓

f:id:UncleAlbert:20220423181902j:image

f:id:UncleAlbert:20220425095629j:image

思ったよりも重量感がありました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

展示棟には、鳩杖以外も展示されています。こちらは、宝生流能会ポスター↓

f:id:UncleAlbert:20220421200744j:image

寿峰会(波山先生の地元後援会)主催の観能会のために作られた、波山先生自筆のポスター。先生と故郷の繋がりがこんなところにも見てとれます。

こちらは、日中戦争による下館の戦没者遺族に贈られた葆光白磁香炉↓

f:id:UncleAlbert:20220421200846j:image

「忠勇義烈」の文字が入ったこの香炉、今回はそれぞれの文字を正面にして、4つ並んで展示されているので、4文字を一度に観ることが出来ます。

こちらも戦没者遺族に贈られた観音聖像と、その石膏型。「聖観音(しょうかんのん)」はよく聞きますが、ここでは「観音聖像(かんのんせいぞう)」と呼ぶようです↓

f:id:UncleAlbert:20220421200911j:imagef:id:UncleAlbert:20220421200928j:image

戦局の悪化にともない戦没者は増え、波山先生自身も田端の自宅・工房が空襲により全焼。香炉の贈呈は一旦中断されましたが、後に自作の観音聖像を贈ることとし、計271名の遺族に贈られました。

こちらは、現田家所蔵の観音聖像と火厄け観音↓

f:id:UncleAlbert:20220425092633j:image

f:id:UncleAlbert:20220425092848j:image

観音聖像の制作には、波山工房の轆轤師・現田市松(げんだいちまつ)も携わっていました。彼の長男も南方で戦死しています。
もうひとつ、衣に青磁釉がかけられた観音像は、大正12(1923)年の関東大震災で被災した人々のために作られた火除観音です。

また、波山先生の観音像はやきものだけではありません↓

f:id:UncleAlbert:20220421201054j:image

親しい人の訃報に接すると、しばしば観音像を描いて遺族に届けていたそうです。


というわけで、鳩杖に触れるという

貴重な体験が出来た展示棟のご紹介はここまで。「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」板谷波山記念館(3)に続きます。

 

■生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~

◇開催日 令和4年4月16日(土)~6月19日(日)

◇時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

◇休館日 毎週月曜日

◇料金 

しもだて美術館板谷波山記念館】

2館共通入館券

一般1,000円、高校生以下無料、団体10名以上800円

・市民割引:500円引き。広報筑西ピープル4月1日号裏表紙に割引券(2枚)掲載。団体割引との併用不可。

・市内小学生無料招待:小中学生1名と付き添いの方2名まで無料。

【廣澤美術館】

一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料

*互いの半券チケットの提示で、入場料を200円割引

障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

◇問い合わせ 

しもだて美術館TEL0296-23-1601

板谷波山記念館TEL0296-25-3830

廣澤美術館TEL0296-45-5601

 

しもだて美術館
板谷波山記念館公式サイト
廣澤美術館 ザ・ヒロサワ・シティ
筑西市ホームページ

 

「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」板谷波山記念館(1)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

令和4年4月16日(土)、このブログでも何度も触れてきた展覧会「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」が遂に開幕しました↓

f:id:UncleAlbert:20220419223448j:image

先日の記事では、関連行事として、真岡鐵道のSLもおか号が波山先生生誕150年記念ヘッドマークを掲出した事をお伝えしましたが、今日はその続き。茨城県筑西市内の3施設(しもだて美術館板谷波山記念館、廣澤美術館)の協働で開催される展覧会のうち、まずは板谷波山記念館を訪れたのでご紹介します。

SLを見た後に下館駅の改札を出ると、駅前には波山先生の幟が↓

f:id:UncleAlbert:20220422160116j:image

写真上右側のモニュメントは、筑西市に滞在したことがある洋画家・青木繁の作品「海の幸」を焼きつけた、セラミックアート(陶板)です。

駅のすぐ横のちっくんステーションにも波山先生の幟を発見↓

f:id:UncleAlbert:20220419234014j:image

ちっくんステーションはいわゆる観光案内所で、筑西市の様々な情報が手に入ります。

さて、ここ駅前から板谷波山記念館までは、下館駅前通り(稲荷町通り)を真っ直ぐ北へ。生誕150年を祝うフラッグとハナミズキの植栽が、通り沿いを飾っていました↓

f:id:UncleAlbert:20220419234120j:image

3会場の1つであるしもだて美術館前を通過↓

f:id:UncleAlbert:20220419234233j:image

停まっているのは筑西市コミュニティバス(道の駅循環バス)で、これに乗れば、3つめの展覧会場である廣澤美術館まで行くことが出来ます。

しもだて美術館の少し北、結城信用金庫下館支店前にあるのが、波山先生の作品「葆光彩磁瑞花鳳凰文様花瓶(ほこうさいじずいかほうおうもんようかびん)」の展開図などを焼きつけたセラミックアート(陶板)↓

f:id:UncleAlbert:20220419234251j:image

車で展覧会にご来場の方は気が付かずに通り過ぎてしまうかもしれませんが、徒歩でご来場の方はぜひ立ち止まってご覧下さい。

さあ、田町交差点にある波山記念館に到着です↓

f:id:UncleAlbert:20220423195458j:image

f:id:UncleAlbert:20220419234345j:image

f:id:UncleAlbert:20220419234400j:image

記念館は、筑西市出身の陶聖・板谷波山先生の顕彰を目的に運営され、県指定文化財の生家や、作品などの展示棟、東京都田端の波山先生邸から移築した三方焚口倒焰式丸窯(夫婦窯)や作業用机を展示する作業棟などが整備されています。

こちらは波山先生の生家↓

f:id:UncleAlbert:20220423193821j:image

f:id:UncleAlbert:20220423193907j:image

そして展示棟です↓

f:id:UncleAlbert:20220419234546j:image

展示棟の前に置かれているのは、田端の波山先生宅から移設した石材↓

f:id:UncleAlbert:20220419234609j:image

元々は鹿鳴館の建築部材だったと伝わりますが、本当に鹿鳴館のものなのか、確証は掴めていないようです。

展示棟の内部(記念館は写真撮影可)です↓

f:id:UncleAlbert:20220419234813j:image

出迎えてくれたのは、壁一面を覆うお年寄りたちの集合写真。よく見ると、みなさん手に杖を持っています。
ここに写っているのは、昭和8年、波山先生から長寿のお祝いに鳩杖を贈られた、当時の下館町の80歳以上のお年寄りたちなのです。

f:id:UncleAlbert:20220419234848j:image

長寿の祝 鳩杖
下館の実家を継いだ義兄が80歳を超えたことをきっかけに、波山は故郷のお年寄りにもお祝いをと考えた。それが「鳩杖」。1933(昭和8)年に80歳以上のすべての高齢者を訪問、自作の鳩杖を贈呈して以来、途中戦争を挟んで、自身が80歳となる1951(昭和26)年まで、毎年欠かさず続けた。

こちらがその鳩杖です↓

f:id:UncleAlbert:20220419234959j:image

記事が長くなってしまいました。この続きは次回以降、何回かに分けてご紹介させていただきます。


というわけで、「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」板谷波山記念館(1)でした。


■生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~

◇開催日 令和4年4月16日(土)~6月19日(日)

◇時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

◇休館日 毎週月曜日

◇料金 

しもだて美術館板谷波山記念館】

2館共通入館券

一般1,000円、高校生以下無料、団体10名以上800円

・市民割引:500円引き。広報筑西ピープル4月1日号裏表紙に割引券(2枚)掲載。団体割引との併用不可。

・市内小学生無料招待:小中学生1名と付き添いの方2名まで無料。

【廣澤美術館】

一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料

*互いの半券チケットの提示で、入場料を200円割引

障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

◇問い合わせ 

しもだて美術館TEL0296-23-1601

板谷波山記念館TEL0296-25-3830

廣澤美術館TEL0296-45-5601

 

 

 

しもだて美術館
板谷波山記念館公式サイト
廣澤美術館 ザ・ヒロサワ・シティ
筑西市ホームページ

 

 

SLもおか号「板谷波山生誕150年記念ヘッドマーク」

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、令和4年4月16日(土)、このブログでも何度も触れてきた展覧会「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」が開幕しました。

これにあわせて4月9日(土)~17日(日)までの土日、真岡鐵道のSLもおか号が、記念プレートを掲出して運行。わたくし臣(しん)も、実物を見てきました。

向かったのは、いつもの下館駅下館駅は、JR宇都宮線小山駅から水戸線に乗り換えて6駅目(小山、小田林、結城、東結城、川島、玉戸、下館)

です↓

f:id:UncleAlbert:20220417175450j:image

駅構内↓

f:id:UncleAlbert:20220417185611j:image

下館駅には、JR水戸線関東鉄道常総線、そして真岡鐵道が乗り入れていて、真岡鐵道があるのは1番線。真岡鐵道は、筑西市下館駅から栃木県茂木町の茂木駅をつなぐ第3セクター鉄道です↓

f:id:UncleAlbert:20220417190128j:image

1番線で、赤いディーゼル機関車と「鬼滅の刃」の炭治郎カラーの列車(通称スイカ列車)、SLもおかの客車を確認↓

f:id:UncleAlbert:20220417194941j:image

暫くすると、スイカ列車がお客さんを乗せて発車しました↓

f:id:UncleAlbert:20220417194225j:image

イカ列車が発車した1番線には、SLが入線。みなさん一斉に写真撮影です

f:id:UncleAlbert:20220417220745j:image

わたくし臣(しん)も撮らせていただきました↓

f:id:UncleAlbert:20220417224126j:image

HAZAN The150th Birth Anniversary
モノトーンでかっこいいプレートです。

そして出発時刻の午前10時35分、SLもおか号は黒煙をはきながら去って行きました↓

f:id:UncleAlbert:20220417232258j:image

黒煙とドレーン、出ました↓

f:id:UncleAlbert:20220417232525j:image

f:id:UncleAlbert:20220417232620j:image

この日はこの後、「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」を協働で開催中の3館のうち、板谷波山記念館を訪れたのですが、その内容はまた次回ご紹介させていただきます。


というわけで、真岡鐵道SLもおか号の板谷波山生誕150年記念プレートのお話でした。

 


真岡鐵道真岡線
茨城県筑西市下館駅と栃木県芳賀郡茂木町の茂木駅を結ぶ鉄道路線。旧国鉄真岡線を引き継いだ栃木県と沿線自治体などが出資する第三セクター真岡鐵道株式会社(TEL0285-84-2911)が運営。平成6年から「SLもおか号」を運行。


■生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~

◇開催日 令和4年4月16日(土)~令和4年6月19日(日)

◇時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

◇休館日 毎週月曜日

◇料金 

しもだて美術館板谷波山記念館】

2館共通入館券

一般1,000円、高校生以下無料、団体10名以上800円

・市民割引:500円引き。広報筑西ピープル4月1日号裏表紙に割引券(2枚)掲載。団体割引との併用不可。

・市内小学生無料招待:小中学生1名と付き添いの方2名まで無料。

【廣澤美術館】

一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料

*互いの半券チケットの提示で、入場料を200円割引

障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

◇問い合わせ 

しもだて美術館TEL0296-23-1601

板谷波山記念館TEL0296-25-3830

廣澤美術館TEL0296-45-5601

 

真岡鐵道公式サイト
真岡鐵道ファン(非公式)

 

しもだて美術館
板谷波山記念館公式サイト
廣澤美術館 ザ・ヒロサワ・シティ
筑西市ホームページ

 

 

 

 

プランターのチューリップ(令和4年)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、ここ茨城県筑西市とは直接関係ありませんが・・・

昨年(令和3年)11月に球根を植え、順調に育っていたプランターのチューリップ。このところの暖かさにつられたのか、花開きました↓

f:id:UncleAlbert:20220412193335j:image

球根は全て、富山産「プリンスクラウス」という品種のはずですが、若干の個体差はあるようです↓

f:id:UncleAlbert:20220412193400j:image

f:id:UncleAlbert:20220412193410j:image

春ですね。
チューリップの後は、今年もアサガオの種をまく予定。他にも、小かぶかトウモロコシかこだまスイカか、何か小さな野菜でも育てられたら良いなと思っています。


というわけで、プランターのチューリップでした。

 

チームラボ 学ぶ!未来の遊園地(結城市民情報センター)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて先日のこと、ここ茨城県筑西市のお隣・結城市にある結城市民情報センターで開催されていた「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」に行って来ました。

こちらが、JR水戸線の結城駅北口にある結城市民情報センター↓

f:id:UncleAlbert:20220410191536j:image

同センターは、平成16年に開館した図書館を核とする複合施設。近未来感漂う館内は、チームラボの会場にピッタリかもしれません↓

f:id:UncleAlbert:20220410191700j:image

エレベーターで3階に着くと、ありました↓

f:id:UncleAlbert:20220410191752j:image

「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」は、デジタルコンテンツ制作会社のチームラボによる、共創(きょうそう、共同的な創造性)をコンセプトにした教育プロジェクトのひとつで、他者と共に世界を自由に創造することを楽しむ「遊園地」。会場内に足を踏み入れると、美しい、幻想的な空間が広がっていました。

こちらは、水に浮かんだマークの上に着地しながら跳んでいく「天才ケンケンパ /Hopscotch for Geniuses」↓

f:id:UncleAlbert:20220410191923j:imagef:id:UncleAlbert:20220410191946j:image

マークに跳び乗っていくことで、魚や蝶、鳥が生まれたり、色が広がっていきます。

「小人が住まうテーブル / A Table where Little People Live」↓

f:id:UncleAlbert:20220410192012j:image

テーブルに住んでいる小人たちは、走り回っていてこちらには気付きません。しかし、テーブルの上に手や物を置いたりすると、小人たちは気付いて飛び乗って来ます。

ボールを転がすと色と音が変化する「光のボールでオーケストラ / Light Ball Orchestra」↓

f:id:UncleAlbert:20220410192129j:image

f:id:UncleAlbert:20220410192148j:image

頭上のボールは他のボールと連動していて、触れると空間全体の色が変わります。目の前のボールは、転がすと色が変わり音が鳴ります。来場者は身体全体を使いながら、大小さまざまなボールに触れて音楽を自由に奏でます。

来場者が描いた魚たちが泳ぐ「お絵かき水族館 / Sketch Aquarium」↓

f:id:UncleAlbert:20220410192556j:image

命を吹き込まれた魚たちは、巨大な水族館で泳ぎます。しかも泳いでいる魚に触れると、その動きが変化します。

f:id:UncleAlbert:20220410192431j:image

パパとママと、うちの子Aの作品です↓

f:id:UncleAlbert:20220410192449j:image

初めてのチームラボでしたが、子どもたちは大喜びで、飽きずにいつまでも遊んでいました。

おまけ。チームラボとは関係ありませんが・・・
結城市民情報センター敷地内に建っていた、天皇皇后両陛下行幸啓記念碑です↓

f:id:UncleAlbert:20220410192508j:image

平成28年、両陛下が結城市を訪問されたことを記念して建てられたようです↓

f:id:UncleAlbert:20220410192533j:image

というわけで、結城市民情報センターの「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」でした。

 

■チームラボ 学ぶ!未来の遊園地
日時 令和4年3月11日(金) ~4月10日(日)午前10時~午後6時
・土日祝日のみ入場時間の指定有
・退場時間は指定しておりません。
休館 月曜日(祝日の場合は翌日)
会場 結城市民情報センター
料金
【前売券】大人 1,200円、高校生1,000円、中学生800円、子ども(3歳〜小学生) 500円
【当日券】大人 1,300円、高校生1,100円、中学生900円、子ども(3歳〜小学生)600円
【前売券購入】チケットぴあ
主催 結城市
後援 結城市教育委員会、結城商工会議所、結城市観光協会結城市物産協会、公益財団法人結城市文化・スポーツ振興事業団
協力 キレイキレイ
問い合わせ
【イベントに関すること】結城市企画政策課TEL0296-34-0404
【チケットに関すること】結城市民情報センターTEL0296-34-0150

結城市ホームページ

 

小さな博物缶・人面土器レプリカ展示

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて以前、茨城県筑西市役所1階にある展示スペース「小さな博物缶」(館ではなく缶)で、筑西出身の陶芸家・板谷波山先生についての展示「板谷波山先生入門」をご紹介したところですが・・・
先日、その「小さな博物缶」を再度訪れたところ、新たな展示に更新されていました↓

f:id:UncleAlbert:20220418084856j:image

f:id:UncleAlbert:20220406073425j:image

内容は、市内の女方(おざかた)遺跡から出土した人面土器(人面付壺形土器)の関連展示。人面土器は昨年末、JR水戸線川島駅前にレプリカが設置され、新聞などでも紹介されています。

今回の展示では、精巧なレプリカから小さなフィギュアまで、人面土器が勢揃いです↓

f:id:UncleAlbert:20220406073603j:image

f:id:UncleAlbert:20220406073631j:image

人面土器、市内にこんなに大勢いたんですね。

こちらは、展示されていた解説文↓

f:id:UncleAlbert:20220406073734j:image

女方遺跡とは・・・
女方遺跡は、鬼怒川左岸の台地(河岸段丘)上の女方地内にあり、医学博士田中國男(当時、宇都宮病院勤務先)が昭14年(1983)から3年間かけて発掘調査を行いました。
この遺跡は、東日本で初めて弥生時代中期の再葬墓の存在が明らかにされるとともに、縄文時代弥生時代接触を知ることができた考古学会注目の遺跡です。
調査では、20四方の範囲から密集した41基の土壙(再葬墓*)及び数基の埋甕などが確認されました。なかでも、人面付壺形土器(独立行政法人東京国立博物館所蔵)の発見と弥生時代中期の墓制の解明は特筆されます。
また、太平洋戦争の戦火によって、資料等が焼失しており、田中博士が調査した地点も未だにわかっていません。今後の調査によって、田中博士の調査地点の特定、弥生時代の集落跡の発見などが期待されている遺跡でもあります。
*再葬墓とは、弥生時代の墓制で、遺体をいったん白骨化させた後、その骨を壺などに入れなおして再び埋葬した墓のことです。

女方遺跡の全景写真も載っていました↓

f:id:UncleAlbert:20220406074105j:image

以前女方遺跡(田中博士の調査地点)を探しにいった時には、女方・本田前遺跡にたどり着いてしまったので、次回はこの写真の地点を見つけに行きたいと思います。


というわけで、小さな博物缶の人面土器展示でした。

東京国立博物館

筑西市ホームページ

 

 

 

マンガ「板谷波山 故郷を愛した陶芸家」が完成

こんにちは、みなさんお元気ですか?

 茨城県筑西市市民グループ「波山プロジェクト」が制作を進めていた、旧下館町(現:筑西市)出身で陶芸家として初の文化勲章者・板谷波山(いたやはざん)先生(明治5年~昭和38年)の生涯を描く学習マンガ「板谷波山 故郷を愛した陶芸家」(以下「マンガ波山」)が完成。令和4年3月8日に市役所で贈呈式が行われました。4月以降、市内小中学校27校や市立図書館などへ約900冊が配布される予定です。

完成したマンガ波山(写真は毎日新聞より)↓

f:id:UncleAlbert:20220401133022j:image

波山プロジェクトは、平成25年に発足。会員は、(公社)下館青年会議所、下館商工会議所青年部、まちづくり団体「同友クラブ」に所属する12人で、「陶聖」と呼ばれる郷土の偉人を子どもたちに知って貰おうと、マンガ波山の制作に取り組んできました。

漫画波山はA4版カラー34ページで、総制作費190万円。まだ駆出しの頃、窯の薪が足りずに自宅の雨戸を燃やして作品を焼いた話や、故郷の高齢者に自作の鳩杖を20年近く贈り続けた話など、様々なエピソードを交えて波山先生を紹介し、全ての漢字にふりがなを付けるなど子どもにも読めるように工夫されています。

マンガ波山を手にするプロジェクト代表・水柿貴之さん(48)と小室高志・筑西市教育長(写真は毎日新聞より)↓

f:id:UncleAlbert:20220401130441j:image

 水柿代表は「マンガ波山を活用して、市の発展や故郷に思いをはせて欲しい」と語り、小室教育長は「子どもたちにとってすばらしい教材。郷土を愛する子どもに指導していく」と感謝を述べたそうです。

マンガ波山は学校向け非売品のため、一般の市民が購入することはできません。ただし、図書館で閲覧することは可能です。

  

というわけで、生誕150年を記念した展覧会「 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」の開幕が4月19日(日)に迫る、板谷波山先生の話題でした。みなさんも、機会があればマンガ波山を読んでみてください。

 

■生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~

◇開催日 令和4年4月16日(土)~6月19日(日)

◇時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

◇休館日 毎週月曜日

◇料金 

しもだて美術館板谷波山記念館】

2館共通入館券

一般1,000円、高校生以下無料、団体10名以上800円

・市民割引:500円引き。広報筑西ピープル4月1日号裏表紙に割引券(2枚)掲載。団体割引との併用不可。

・市内小学生無料招待:小中学生1名と付き添いの方2名まで無料。

【廣澤美術館】

一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料

*互いの半券チケットの提示で、入場料を200円割引

障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

◇問い合わせ 

しもだて美術館TEL0296-23-1601

板谷波山記念館TEL0296-25-3830

廣澤美術館TEL0296-45-5601

 

毎日新聞

筑西市ホームページ

しもだて美術館
板谷波山記念館公式サイト
廣澤美術館 ザ・ヒロサワ・シティ

 

3回目の新型コロナワクチン接種

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、令和4年3月22日から、東京や大阪をはじめここ茨城県を含む18都道府県に適用されていた新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が、全面解除されました。感染者数はやや減少傾向のようですが、まだまだ油断は禁物です。

その新型コロナに関して・・・

先日、茨城県筑西市役所からわたくし臣(しん)宛に、3回目のワクチン接種券が届きました↓

f:id:UncleAlbert:20220330181929j:image

内容は、接種券がシールではなく紙に変わった以外は、基本的に前回(1回目・2回目)と同じです↓

f:id:UncleAlbert:20220914153233j:image

わたくし臣(しん)は、既に2回目接種から6ヶ月を経過しているので、「接種券が届いたらすぐに予約」可能とのこと↓

f:id:UncleAlbert:20220330182150j:image

f:id:UncleAlbert:20220330182201j:image

さっそく筑西市のコロナワクチン接種予約から予約して、3回目を接種しました。1回目2回目に続いて今回もファイザー、副反応も殆んどありませんでした。


というわけで、みなさんはもう、ワクチン3回目を接種されましたか?

 

■ワクチン予防接種についての問合せ
筑西市コロナワクチンコールセンター
0570-666-108(平日9時~17時)

筑西市ホームページ
厚生労働省

 

下館ラーメン・盛昭軒さんのタンメン(大盛)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

ここ、茨城県筑西市ご当地グルメ下館ラーメン。少し前のことですが、その下館ラーメンの老舗・盛昭軒さんに行ってきたので、記事にさせていただきます↓

f:id:UncleAlbert:20220327110659j:image

このブログに何度も登場している盛昭軒さん。店内には、佐藤二朗さんやU字工事さん、カミナリさんなどの写真やサインが飾られています↓

f:id:UncleAlbert:20220327111705j:image

これらは、下館ラーメンの老舗としてテレビの取材などを受けた時のもの。サインは確認できませんでしたが、ほかにも、三宅裕司さんなども訪れた事があるようです。


さて、席に案内されて注文したのはこちら↓

f:id:UncleAlbert:20220327112703j:image

タンメン大盛(850円)です。

今日は、たまごからいただきましょう↓

f:id:UncleAlbert:20220327112839j:image

麺は、盛昭軒さんよる自家製麺製麺業を営む盛昭軒さんは、市内を中心に約20店舗に麺を卸しています↓

f:id:UncleAlbert:20220327113355j:image

美味しくいただきました。

下館ラーメンと言えば、基本は醤油味に鶏チャーシュー。ただし、下館ラーメン学会も公認しているように、塩味のタンメンもまた下館ラーメンのひとつです↓

f:id:UncleAlbert:20220327114043j:image

おまけ。
実は盛昭軒の店舗横には、筑西市が運行する4本の路線バスの内の1つ、「道の駅循環バス」の「本城町北」というバス停が設置されています↓

f:id:UncleAlbert:20220327114729j:image

バスとラーメンが好きな方は、ぜひバスに乗って、盛昭軒の下館ラーメンを食べにお出かけください。

 

というわけで、盛昭軒さんの「タンメン大盛」でした。

 

■盛昭軒

茨城県筑西市甲(本城町)273番地9

JR下館駅から徒歩10分

月曜定休 駐車場あり

TEL0296-22-3669

 

■下館ラーメンとは

関東有数の商都であった下館(合併して筑西市)では、多忙な商人たちが食事もままならず出前を取ることが多かった。中でもラーメンについては、不規則な商人の食事時間を考慮して、時間がたっても美味しさが損なわれない独特の麺を使った出前文化が発達した。そしてもうひとつ、戦後間もない昭和20年代、まだ高価だった豚肉を使わず、比較的安価の鶏肉を使ったことが、現在も脈々と受け継がれる下館ラーメンを形作った。

①時間がたっても美味しさが損なわれにくい中細ちぢれの少加水麺

②鶏がらと地場産野菜をベースに濃口醤油の合わせを使ったスープ

③鶏肉を使った鶏チャーシュー

これが下館ラーメンの特徴である。

 

下館ラーメン学会
筑西市観光協

 

記者会見「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、少し前の話ですが・・・
3月3日は、ここ茨城県筑西市出身の陶芸家・板谷波山先生(文化勲章受章者、名誉市民)が生まれた日。この記念すべき日に、4月から筑西市内で開催される展覧会「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯」の記者会見が行われました↓

f:id:UncleAlbert:20220322181210j:image

市内茂田のザ・ヒロサワ・シティで行われた会見には、筑西市の須藤茂市長、板谷波山記念館を管理する(公財)波山先生記念会の板谷駿一理事長、廣澤美術館を運営する広沢グループの広沢清会長、しもだて美術館の柏木登館長、波山研究の第一人者である学習院大学の荒川正明教授などが出席。会見にあわせて、波山作品の中でも最大とされる「彩磁蕗葉文大花瓶(さいじふきはもんだいかびん)」(高さ77.5cm、胴径43cm)など、廣澤美術館所蔵の波山作品3点が記者団に披露されました。

写真:茨城新聞より(左から柏木館長、須藤市長、広沢会長、板谷理事長、荒川教授)↓

f:id:UncleAlbert:20220322181322j:image

写真:板谷波山生誕150年記念事業実行委員会Facebookより↓

f:id:UncleAlbert:20220323062435j:image

生誕150年記念展は、筑西市と(公財)波山先生記念会、廣澤美術館などが実行委員会を組織して実施。全国から集めた選りすぐりの波山作品177点を展示するほか、波山先生と故郷筑西(下館)の結びつきなどについても紹介されます。

会見で荒川教授は「地元筑西の人たちも、なかなかこれだけの名品に出合える機会はない」、広沢会長は「作品を地元のために役立てたい。美術館の建築と日本庭園も合わせて来訪者に楽しんでいただきたい」などと、それぞれ語ったそうです。

 


というわけで、待望の「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~」が、いよいよ来月開幕します。みなさん、ぜひご来場下さい。

 

■生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯~

◇開催日 令和4年4月16日(土)~6月19日(日)

◇時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

◇休館日 毎週月曜日

◇料金 

しもだて美術館板谷波山記念館】

2館共通入館券

一般1,000円、高校生以下無料、団体10名以上800円

・市民割引:500円引き。広報筑西ピープル4月1日号裏表紙に割引券(2枚)掲載。団体割引との併用不可。

・市内小学生無料招待:小中学生1名と付き添いの方2名まで無料。

【廣澤美術館】

一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料

*互いの半券チケットの提示で、入場料を200円割引

障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

 

◇主催 筑西市

◇後援 茨城県朝日新聞水戸総局、株式会社茨城新聞社、株式会社茨城放送NHK水戸放送局共同通信社水戸支局、ケーブルテレビ株式会社、産経新聞社水戸支局、時事通信社水戸支局、東京新聞水戸支局、毎日新聞水戸支局、読売新聞水戸支局 

◇主管 筑西市板谷波山生誕150年記念事業実行委員会

◇企画協力 キュレイターズ

 

◇問い合わせ 

しもだて美術館TEL0296-23-1601

板谷波山記念館TEL0296-25-3830

廣澤美術館TEL0296-45-5601

 

しもだて美術館
板谷波山記念館公式サイト
廣澤美術館 ザ・ヒロサワ・シティ
筑西市ホームページ

茨城新聞クロスアイ