Hatena Blog版・筑西歳時記~ここは茨城、筑西(旧下館)市

筑西市を紹介するブログ「筑西歳時記」のHatena Blog版です

20~64歳以下ワクチン接種クーポン券(新型コロナウイルス)

こんにちは、みなさんお元気ですか?

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、10都道府県に発令されていた緊急事態宣言が、沖縄を除いて解除され、6月21日から、東京ほか7都道府県ではまん延防止等重点措置に移行しました。そしていよいよ、東京オリンピックまであと1ヶ月を切っています。

コロナの感染拡大ほもちろん心配ですが、開催する以上は感染防止対策を最大限実施し、アスリートのみなさんが萎縮するとこなく、全力を出し切れる大会にして欲しいと思います。

 

さて、その新型コロナに関して茨城県筑西市役所から、わたくし臣(しん)宛に、ワクチン接種クーポン券(20~64歳以下)が届きました↓

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内容は、基本的には以前ご紹介した65歳以上への通知と同じです。

 

「新型コロナワクチン接種のお知らせ 20歳~64歳の皆様へ」↓

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「新型コロナ予防接種についての説明書ワクチン」ファイザー社製用↓

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ワクチン接種の際に提出する「予診票」↓

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そして、クーポン券↓

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予約方法の詳細は、7月中旬送付予定の「接種予約の案内」で確認できるそうです。

問い合わせ先↓

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コールセンターがあるんですね。


ちなみにこちらが、筑西市ホームページに掲載されているワクチン接種スケジュールです↓

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令和3年6月1日現在で、医療従事者、高齢者施設の従事者、65歳以上の高齢者への接種が行われていて、わたくし臣(しん)の母も、既に1回目を接種済。それ以外の市民は、8月以降に接種開始となる予定のようです。

 

というわけで、みなさんはもう、ワクチンを接種されましたか?

 

■ワクチン予防接種についての問合せ
筑西市コロナワクチンコールセンター
0570-666-108(平日9時~17時)

筑西市ホームページ
厚生労働省

 

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 完全生産限定版 blu-ray 4大特典コンプリートセット

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、茨城県筑西市とは関係ありませんが・・・

6月の中頃に、我が家へある荷物が届きました↓

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実はこれ、MX4D版鑑賞時の記事を先日書かせていただいた「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」のBlu-ray、正確に言うとufotable限定「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 完全生産限定版 blu-ray 4大特典コンプリートセット」なのです。

さっそく開封してみました↓

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まずは、オーディオコメンタリー付きの本編を収録したBlu-ray、特典DVD・CD、特製ブックレットなどおさめたBOXです↓

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そして、BOX裏面↓

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このBOXセットには、これでもかというくらい多くの特典が同梱されています。
松島晃さん描き下ろし色紙、複製原画 7枚、エンドロール煉獄杏寿郎A6イラストカード5枚、ジャケットサイズキービジュアルポスター5種↓

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そして、何かと話題になった「光る 心を燃やせアクリルスタンド 」↓

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組み立てるとこうなるそうです↓


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なおこのBlu-ray BOX、わたくし臣(しん)はufotableWEBSHOPで定価購入したのですが、先ほどAmazonを見たら、なんと2万円で売っていました。どれだけ儲けるのか、恐ろしや・・・。


というわけで、劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 Blu-ray BOXのお話しでした。

 

■劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」
ストーリー/蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地「無限列車」に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である「柱」のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く「無限列車」の中で、鬼と立ち向かうのだった。

【スタッフ】
原作/吾峠呼世晴集英社ジャンプ コミックス刊)、監督/外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督松島晃、脚本制作/ufotable、サブキャラクターデザイン/佐藤美幸・梶山庸子・菊池美花、プロップデザイン/小山将治、コンセプトアート/衛藤功二・矢中勝・樺澤侑里、撮影監督/寺尾優一、3D監督/西脇一樹、色彩設計/大前祐子、編集/神野学、音楽/梶浦由記 椎名豪、主題歌/LiSA「炎」(SACRA MUSIC)、アニメーション制作/ufotable、配給/東宝アニプレックス
【キャスト】
竈門炭治郎/花江夏樹、竈門禰豆子/鬼頭明里、我妻善逸/下野紘、嘴平伊之助/松岡禎丞、煉獄杏寿郎/日野聡、魘夢(下弦の壱)/平川大輔


劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 公式サイト

鬼滅の刃ポータルサイト

 

クワガタ育成計画 発動中

こんにちは、みなさんお元気ですか?
さて気象庁は、「(令和3年)6月14日に関東地方が梅雨入りしたとみられる」と発表。平年より1週間遅く、ここ10年で一番遅い梅雨入りだそうです。

本格的な夏到来までもう少しといった所ですが、わたくし臣(しん)の家には、夏を先取り、クワガタムシがやって来ました↓

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このクワガタ、うちの子AのおじX(つまり、わたくし臣の兄弟)が、ここ、茨城県筑西市内の某所で捕まえて来てくれたもの。採集に出かけたわけではなく、たまたま見つけたようです。種類はノコギリクワガタでしょうか、詳しくないのでわかりません。どなたか教えてください。

 

ちなみに、クワガタをもらったうちの子A。これまでにカブトムシは飼ったことがありますが、クワガタは初めてです。最初は喜んで観察していましたが、すぐに、いつものようにタブレットYouTubeを見始め、結局クワガタの世話はパパの役目になりそうです・・・。

 

 

というわけで、クワガタ飼育中、というお話でした。

 

 

 

板谷波山生誕150年 波山検索ファイルVol.1家族の肖像/広報筑西People 令和3年5月1日号

こんにちは、みなさんお元気ですか?
さて、ここ茨城県筑西市は、陶芸家・板谷波山先生(文化勲章受章者、茨城県名誉県民、筑西市名誉市民)の出身地です。そして来年令和4年は、その波山先生の生誕150年という節目の年。これを記念して、市の広報紙Peopleが波山先生の記事を連載していますので、前回に引き続きご紹介します。

広報筑西People令和3年5月1日号掲載

シリーズ 板谷波山 生誕150年
一木努(いちきつとむ)の
波山検索ファイル Vol.1「家族の肖像」

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本市出身の文化勲章受章者 陶聖「板谷波山
明治5年(1872)に旧下館町に生まれた波山は、令和4年(2022)に生誕150年を迎えます。
陶芸の道に大きな足跡を残した波山。
波山の数々の作品やエピソードを、荒川正明さん、一木努さん他の皆さんで12回シリーズで紹介します。

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上写真の板谷家のみなさんをご紹介しましょう。
前列の左から二人目の少年がこのシリーズの主人公板谷嘉七(かしち)・のちの波山です。左が母親の宇多、右に父親・三世板谷善吉、隣のもう一人の少年が、二つ違いのお兄さん。 右端が姉婿 (四世善吉)で、後ろは4人のお姉さん方。このほかに早世した3人の兄姉もいましたから、波山は3男6女の末っ子ということになります。
この家族写真はいつどこで撮られたのでしょうか。よく見ると、後列右側の二人は赤ちゃんを抱いています。左の子は明治11年7月、右の子は明治12年元旦の生まれ、また明治12年の7月には波山の祖父・二世善吉が、そして3年後には父親も亡くなっています。
装いも含めて推測すると、明治12年の正月に撮影されたと考えていいでしょう。生涯多くの写真を残してくれた波山ですが、これが最年少6歳の貴重画像です。それだけではなく、この町でこれ以前に撮影された写真は他に見当たりませんから、とても重要な郷土の最初期の写真なのです。
では撮影場所はというと、背後の堂々とした黒漆喰の大扉から、 波山の実家「板善」の土蔵前に違いありません。(下写真:往時の板善)

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「板善」は現在の波山記念館の地で醤油醸造や荒物を扱う商家でした。現存するのは住居部分だけですから、往時の豪商ぶりは窺えません。しかし当地出身で陸軍落下傘部隊の創設者・河島慶吾(かわしまけいご)氏の撮影と伝えられる昭和7年頃の航空写真(下写真)が、屋敷の全容を教えてくれます。

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①が現存する波山生家、②が店蔵と袖蔵 、③は庭園、そして④が土蔵です。ここに家族が整列、世間に先駆けての写真撮影という張り詰めた空気の中、シャッターは切られたのでしょう。
さて、家族写真の右下には高卓に載せられた盆器が写っていますが、これは父親のアイデアと思われます。商人ながら半癡(はんち)の号を持ち、絵を描き、茶道をたしなみ三味線も弾けば和歌も詠む、さらには建築設計までこなす才人だったのですから。
一方、お婿さんは弓を携えています。義父が「文」なら自分は「武」ということなのでしょうか。ちなみにこの義理のお兄さんが年を重ねて80歳を超えたことが、波山の鳩杖贈呈のきっかけとなります。
時代の先を行く、豊かで風流な家風を伝えてくれる写真に、お行儀よく納まる嘉七少年、膝の上に組まれたこの手が、やがて古今東西誰も追いつけない、珠玉の陶芸作品を生み出していくのです。
文 下館・時の会代表一木努さん


花ものがたり 五月皐月 
芥子(けし)
文・学習院大学教授 荒川正明(あらかわまさあき)さん
光彩磁草花文花瓶(ほこうさいじそうかもんかびん)板谷波山
大正 6 年(1917)
高さ26.8㎝ 胴径24.3㎝
出光美術館

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波山の作品でも良く知られた秀作です。
作家の瀬戸内寂聴(せとうちじゃくちょう)さんは「波山の作品はとても上品な作品で、しかもぞくぞくするほどの色香も漂ってくる。本当にすごい陶芸家なのね」と語っていました。
この花瓶は波山が 45 歳の作で、男盛りの頃のものです。2002 年に近現代の陶磁器として初の重要文化財に指定された波山の大作「葆光彩磁珍果文花瓶(ほこうさいじちんかもんかびん)」も、この花瓶と同じ年にできていました。
一方、本作は純白の器面には草花文様が軽やかなダンスを踊るがごとく、可憐な作風に仕上げられています。この草花は、みなさんからチューリップの花のようと言われていますが、じつは芥子の花のイメージをもとにしたものでした。西洋のアール・ヌーボースタイルの影響もあり、S 字形の優美な曲線には息をのみます。
驚くべきことは、この花瓶ができてすでに百年近い歳月が流れていること。おそらく同じ頃に出来た建物は、もうずいぶん古ぼけてしまっていることでしょう。しかし波山の作品には全く古臭さを感じず、まるで現代の作品のように、今でもみずみずしい光を放っているのです。


波山ニュース
波山記念館に学芸員が着任

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橋本空樹(はしもとうつき)さん
実践女子大学文学部美学美術史学科卒業。令和3年、同大学大学院 文学研究科美術史学専攻 修士課程修了。4月より板谷波山記念館学芸員として採用。
「今年度から(公財)波山先生記念会の学芸員として、波山記念館に勤務しています。まだ日は浅いですが、とてもアットホームな環境で働かせて頂いています。
波山は己に厳しく、作品への妥協を許さなかった一方で、人に優しく、下館を愛した人物でした。全国に波山の名品は沢山ありますが、人間・板谷波山の真の姿はこの記念館に残されています。来年、生誕 150 周年を迎える波山を一緒にお祝いしませんか?きっと喜んでくれると思います。」

問・しもだて美術館 電話23−1601


というわけで、広報筑西People令和3年5月1日号、板谷波山生誕150年記念の連載記事でした。

 

 

筑西市ホームページ
板谷波山記念館公式サイト
しもだて美術館

 

終映迫る「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて以前、イオンモールつくばにあるUSシネマつくばで観たMX4D版の記事を書かせていただいた「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」↓

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6月12日(土)からは、入場者プレゼントとして「薄い本」(公式謹製36P冊子「EVA-EXTRA-EXTRA(A4)」)の配布、

カットを差し替えた新バージョン「EVANGELION:3.0+1.01」とエヴァ史上初のドルビーシネマ上映開始など、「終映」に向けてラストスパートが始まりました。

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これにより、6月12日13日の土日は興行収入が前週比960.5%の2億6,600万円、観客動員数は939.8%の16万9,000人という驚異の数字を記録し、公開から14週目にして週間ランキングの首位に返り咲いたそうです。

恐るべし「薄い本」効果。

もちろん、わたくし臣(しん)も「薄い本」目当てに劇場へ↓

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訪れたのは、ここ茨城県筑西市のお隣・栃木県小山市にあるショッピングセンター「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」内のシネマハーヴェストウォーク。ブログに登場するのは映画「風立ちぬ」以来でしょうか。

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「薄い本」、ゲットしました↓

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36ページ中16ページ分は「:Q」の前日譚を描いた漫画「EVANGELION:3.0(-120min)」が収録されていました。全国の中2のみなさんは、是非とも押さえておいた方が良いかと思われます。
ちなみにこの「薄い本」、入場者限定ですが、なんと100万部用意されているそうです。すぐになくなる事はないので、ぜひ劇場で。

 

というわけで、公開初日からの98日間で興行収入約89億円、観客動員数約586万人と、終映に向けて、庵野秀明総監督が目指す100億円の可能性が見えてきた「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のお話でした。

 

■シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
総監督 庵野秀明
監督 鶴巻和哉 中山勝一 前田真宏
原作・脚本 庵野秀明
製作総指揮 庵野秀明 緒方智幸
出演 緒方恵美 林原めぐみ 宮村優子 坂本真綾 三石琴乃 山口由里子 石田彰 立木文彦 清川元夢
音楽 鷺巣詩郎
主題歌 宇多田ヒカル「One Last Kiss」「Beautiful World (Da Capo Version)」
撮影 福士享
編集 辻田恵美
製作会社 カラー
配給 東宝 東映 カラー
公開 令和3年3月8日
時間 155分

エヴァンゲリオン公式サイト

おやまゆうえんハーヴェストウォーク
シネマハーヴェストウォーク
イオンモールつくば
USシネマつくば

 

道の駅グランテラス筑西、来場者200万人突破

こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、令和3年5月30日、茨城県筑西市にある道の駅グランテラス筑西の来場者数が、200万人を突破したそうです。

この日200万人目の来場者として、埼玉県幸手市から来た家族連れが、グランテラス筑西を管理する「ちくせい夢開発」の社長・須藤茂市長から、花束と筑西名産のこだまスイカを贈られました(写真は広報筑西People7月1日号より)↓

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グランテラス筑西は、令和元年7月11日にオープン。翌令和2年年4月に100万人を達成していて、開設前の予想より早く、約1年11カ月で200万人達成したとのことです。

なお、今年10月23日(土)には、第1回ちくせい花火大会(主催=同大会実行委員会)が開催され、その際グランテラス筑西が、観覧席などを設けたメイン会場になります。

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花火の打ち上げ場所は国道50号新常盤橋北側の小貝川河川敷で、打ち上げ数は1〜2万発を予定。現在、実行委員会が協賛金を募集しているそうですので、詳しくは花火大会ホームページでご確認下さい。

 

というわけで、道の駅グランテラス筑西来場者200万人突破のお話でした。

 

■道の駅グランテラス筑西
場所:茨城県筑西市川澄1850番地 国道50号下館バイパス沿い
営業時間:午前9時~午後6時(6月~8月は午後7時まで)
休館日:毎月第3水曜日、1月1日、1月2日
電話:0296-45-5055
FAX:0296-45-5088
駐車場:361台(大型車43台)

 


来福酒造株式会社

道の駅グランテラス筑西


ちくせい花火大会ホームページ
 

板谷波山生誕150年(広報筑西People 令和3年2月1日号)

こんにちは、みなさんお元気ですか?


さて、ここ茨城県筑西市は、陶芸家・板谷波山先生(文化勲章受章者、茨城県名誉県民、筑西市名誉市民)の出身地です。そして来年令和4年は、その波山先生の生誕150年という節目の年。これを記念して、市の広報紙Peopleが波山先生の記事を連載していますので、ご紹介します↓

 

広報筑西People令和3年2月1日号掲載

近代陶芸界の巨匠 筑西市名誉市民

板谷波山1872-1963 生誕150年へ

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下館町(現筑西市)出身で、陶芸家として初の文化勲章を受章した板谷波山(いたやはざん)。来年3月には、生誕150年を迎えます。これを記念して本紙ピープルでは、近代陶芸界の巨匠「陶聖」と呼ばれる波山の魅力をシリーズでお伝えしていきます。

 

今なお人々を魅了する陶芸家・板谷波山とは

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没後58年、今なお波山を超える陶芸家は現れていないと言われています。波山は日本の近代陶芸の開拓者であり、陶芸家としては初の文化勲章受章者です。

板谷波山(本名=嘉七かしち)は、明治5年(1872)3月3日、下館城下の田町に醤油製造業のかたわら雑貨を商う板谷家の三男として生まれました。明治22年、東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科に入学。岡倉天心高村光雲らの指導を受けました。

卒業後は、石川県工業学校の彫刻科教諭として金沢に赴任、「勤川(きんせん)」と号しました。この金沢で釉薬の研究などを始めた波山は、職を辞し陶芸で身を立てることを決意します。明治36年、東京田端に工房を構え作陶活動を始めました。「波山」の号は「筑波山」に因んで名づけられたもの。波山が東京田端に工房を開いた時には、遥か彼方に見える筑波山の雄姿に心を打たれたと伝えられています。
明治39年、初窯に成功後、精力的に活動を続け、明治44年には皇后陛下の御前で「彩磁菊花図額皿」(写真)を制作するという栄誉にあずかります。昭和4年、陶芸家初の帝国美術院会員。9年には帝室技芸員になっています。

 

独創的な「葆光彩磁※」陶芸を芸術へ

波山が日本陶芸界に残した大きな功績は陶磁器を単に窯業という産業から近代芸術の一翼を担う分野として確立したことです。波山が日本近代陶芸の祖と呼ばれる所以です。
波山は、美術学校で学んだ彫刻と焼き物を結びつけ、焼き物に彫りの模様を施す技法を編み出し、幻想的な雰囲気をかもし出す「葆光彩磁」の完成など、後の日本陶芸界に大きな影響を与えました。
独自の技法に彩られた、柔らかな気品にあふれる端正な作品を作り続け、国の重要文化財である「葆光彩磁珍果文花瓶(ほこうさいじちんかもんかびん)」泉屋博古館分館蔵をはじめとした作品たちは、今日も見る人の胸を打ちます。

近代芸術として新しい陶芸の道を切り開いた波山は、昭和28年、陶芸家として初めての文化勲章を受章。翌29年に日本画横山大観とともに、茨城県名誉県民に推挙されました。

※葆光彩磁 波山が生み出した装飾技法で、葆光とは「光を包む・保つ」いう意味。つや消しの釉薬(葆光釉)をかけて、薄い絹布を被せたかのような淡い光を放つのが特徴


郷里下館をこよなく愛し 多くの人々に愛された波山

陶芸家として確固たる地位を築いた波山は、その生涯にわたってふるさとを愛し続けました。波山は、当時の下館町の80歳になる高齢者に、「道に迷わずにお年寄りが家に帰れるように」との願いを込めて自作の鳩杖(はとづえ)(写真) を贈りました。昭和8年から始められ、波山自らが80歳となる昭和26年までの19年間で、その数は、319本にもおよびます。

また、昭和12年に始まった日中戦争で下館から戦没者が出たことを知った波山は、心からの哀悼の意を表したいと、側面に「忠勇義烈(ちゅうゆうぎれつ)」の4文字を刻した白磁の香炉を贈り、太平洋戦争以降は、白磁の観音像(写真)を贈りました。観音像の贈呈は終戦後の昭和20年代後半まで続けられ、その数は、289体にのぼります。

波山は、ふるさとの文化財保護や文化振興にも取り組みました。中舘の観音寺にある「木造造観音菩薩立像(もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう)」の国宝指定や、岡芹の定林寺の「銅鐘(どうしょう)」などの県文化財指定に奔走しました。また、前途有望な若者を育ててほしいという波山の意志から始まった奨学金制度は現在も続いています。昭和26年、下館町は最初の名誉市民、26年として波山を推挙し、その功績をたたえました。

 

波山は昭和38年(1963)10月10日に、92年の生涯を閉じました。本紙では、来年3月の生誕150年に向け、生涯を通じて至高の芸術に挑み続けた波山の足跡を辿っていきます。

 

■彩磁菊花図額皿 明治44年(1911)しもだて美術館

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■葆光彩磁葡萄紋様花瓶(茨城県指定文化財)大正11年(1922)茨城県陶芸美術館蔵

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■三方焚口倒焔式丸窯(板谷波山記念館内)

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田端の工房で実際に使われていた窯や、ロクロ台、各種の道具など、波山芸術の生まれた場が再現されています。

■波山の生家(板谷波山記念館内)

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木造瓦葺平屋建てで、座敷二間は江戸時代中期建築のもの。現存する座敷は波山誕生(明治5年3月3日)の部屋です。

■観音像

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戦争戦没者遺族を励ますため、波山が贈った白磁の観音像(板谷波山記念館蔵)

■鳩杖

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80歳になる高齢者に長寿を祝して贈られました。太平洋戦争中には鳩の部分が鋳物から白磁に。(板谷波山記念館蔵)

■葆光彩磁孔雀文尾様花瓶 大正3年(1914)茨城県陶芸美術館蔵

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というわけで、以上、広報筑西Peopleの板谷波山生誕150年の連載記事は、次回(Vol.1)に続きます。

 

筑西市ホームページ
板谷波山記念館公式サイト
しもだて美術館

 

双葉が3枚のアサガオ

こんにちは、みなさんお元気ですか?

6月9日(水)、福岡県久留米市では最高気温35度を超え、今年初の猛暑日を記録したそうです。ここ茨城県筑西市でも、真夏日まであと少しの29度。今年も暑い夏となるのでしょうか。

さて話は変わって・・・、

平成23年の東日本大震災による電力不足を受けて、節電に協力しようと「緑のカーテン」に挑戦した、わたくし臣(しん)。実際は全く節電に繋がりませんでしたが、その後も毎年、アサガオを育て続けています。

そして今年も種をまき、5月の末に芽が出ました。アサガオの発芽を記事にするのは平成29年以来です。

双葉が開いた(今年の)アサガオ

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たくさん芽を出した中に1つだけ、こんなものが↓

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双葉が3枚ありました。このアサガオが育って出来た種からは、やはり双葉3枚の芽が出るのでしょうか?
上手く種まで出来たら、来年試してみたいと思います。


というわけで、ちょっと珍しいアサガオのお話でした。

 

下館ラーメン・さくらい食堂さんのワンタンメン

こんにちは、みなさんお元気ですか?

全国の市町村で新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいます。

ここ茨城県筑西市でも、医療従事者や高齢者施設入所者などに続き、6月1日からは、65歳以上の高齢者への接種が始まったようです。このまま順調に進むよう願っています。

 

さて、話は変わって・・・
筑西市のご当地ラーメン、下館ラーメンをいただいたので記事にさせていただきます。

本日ご紹介するのは、さくらい食堂さんのワンタンメン(750円)。今回も出前です↓

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さくらい食堂さんは、常に行列が絶えない人気店。このブログでも以前、モツ入りラーメンと野菜ラーメン、タンメンをご紹介しています。

本日のメニューであるワンタンメンは、醤油スープにヒラヒラと薄皮のワンタンが浮かび、写真には写っていませんが、ワンタンの下には縮れ麺が待っています。もちろん、美味しくいただきました。

なお、今回は純粋なワンタンメンですが、これにモツをトッピングすると、更に違った美味しさを味わえます。ちなみにここで言うモツとは、豚や牛の臓物ではなく下館ラーメンの特徴である鶏皮のこと。さくらい食堂さんを訪れる人の殆どは、モツを追加しているはずです。


というわけで、下館ラーメン・さくらい食堂さんのワンタンメンでした。


■さくらい食堂
茨城県筑西市丙270(下館駅から徒歩七分)
電話:0296-22-3886
営業:午前11時~午後2時(売り切れ次第終了)、木曜定休

■下館ラーメンとは
関東有数の商都であった下館(合併して筑西市)では、多忙な商人たちが食事もままならず出前を取ることが多かった。中でもラーメンについては、不規則な商人の食事時間を考慮して、時間がたっても美味しさが損なわれない独特の麺を使った出前文化が発達した。そしてもうひとつ、戦後間もない昭和20年代、まだ高価だった豚肉を使わず、比較的安価の鶏肉を使ったことが、現在も脈々と受け継がれる下館ラーメンを形作った。
①時間がたっても美味しさが損なわれにくい中細ちぢれの少加水麺
②鶏がらと地場産野菜をベースに濃口醤油の合わせを使ったスープ
③鶏肉を使った鶏チャーシュー
これが下館ラーメンの特徴である。


下館ラーメン学会
筑西市観光協会

厚生労働省

 

東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレー トーチツアーin IBARAKI

こんにちは、みなさんお元気ですか?

令和3年(2021)7月23日(金)から8月8日(日)まで東京で開催される「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」。その開催を前に、現在、聖火リレーのトーチが茨城県内44市町村を巡回、展覧されています。

期間は4月1日の鹿嶋市から、7月1日の水戸市まで。ここ筑西市では5月25日(火) と26日(水) 、市役所があるスピカビルの1階に展示されました。

聖火リレーのトーチを間近で見られる貴重な機会、ということで行って来ました↓

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オリンピック聖火リレーのトーチで

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TOKYO2020

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2020のトーチとあわせ、「筑西市特別展示 東京オリンピック1964(昭和39年)の聖火リレー」と題した、筑西市独自の展示も行われていました↓

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当時、聖火リレーがここ下館(現:筑西市)通ったのです。以下は解説より(一部修正)↓

 

茨城県聖火リレーは、1964年10月2円、栃木県小山市に隣接する結城市から始まりました。初日は国道50号を通って旧下館市役所(現:筑西市役所下館庁舎)へと向かいました。翌3日は、筑波山を南にのぞみながら、国道50号を更に東へ。笠間稲荷神社前を通り、水戸市役所で一夜を明かしました。10月4日は、土浦市役所を目指して国道6号を南下。10月5日、土浦市から霞ヶ浦の南側を走る国道125号を駆け抜けました。阿見町美浦村稲敷市を経由、利根川を渡って千葉県へと引き継がれました。


下館(現:筑西市)を走り抜ける聖火リレーの写真↓

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この写真の場所は、江戸坂を登り切った大町三丁目の丁字路。「みずこし呉服店」の文字がはっきり見えます↓

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そして稲荷町

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こちらは、当時の聖火リレーで使用されたトーチです↓

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聖火リレーで使用したユニフォーム↓

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聖火リレー記念品(左)と茨城県聖火リレー名簿(右)↓

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オリンピック参加記念章バッジ(左)と記念硬貨(右)↓

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1964年(昭和39年)、わたくし臣(しん)が生まれる前の出来事です。


というわけで、「東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレートーチツアー in IBARAKI」のご紹介でした。果たして今年のオリンピックは、無事開催されるのでしょうか。

 


東京オリンピック2020競技大会公式ウェブサイト

日本オリンピック委員会

日本パラリンピック委員会